この記事では
食生活アドバイザー学習での効率的な覚え方を知りたい!
食生活アドバイザー試験に合格するために、どれくらい勉強すればいいか知りたい!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 合格に満点はいらない
- 実践!40%以上間違えない学習方法
- 独学合格最後の切り札
本記事の信頼性
この記事を書いている私エースケは、食生活アドバイザー2級保持者です。
とは言っても、最初の受験では1点足りなくて不合格でした。
不合格になったことで初めて 試験の内容や傾向を調査し学習方法の見直し改善をした結果、次の回のテストでは合格できました。
一度落ちているからこそお伝えできる情報や学習方法を、みなさんにお届けいたします。
食生活アドバイザー独学準備編で、学習計画のたて方やおすすめテキスト・問題集・過去問題集について知りたいかたは
食生活アドバイザー独学準備編 勉強方法とオススメテキスト・問題集も解説からお読みください。
食生活アドバイザー試験の難易度 合格率 合格点について知りたいかたは
食生活アドバイザー試験の難易度は?試験内容 合格率や合格点も解説からお読みください。
食生活アドバイザー合格に満点は必要はない
満点をとる学習方法ではなく40%以上間違えない学習方法
食生活アドバイザー試験の合格点
- 2級 74点以上(123点満点)
- 3級 60点以上(100点満点)
食生活アドバイザー試験の出題形式と配点
- 2級 選択問題(6択マークシート形式42問)1問2点 記述式(13問) 1問3点
- 3級 選択問題(5択マークシート形式50問)1問2点
そして2級には記述式があり1問3点で13問となっています。
ということは、3級の場合は20問間違えても合格できます。
2級の場合でも、仮に記述式の問題13問全問間違えたうえに、選択問題で5問間違えても合格できます。
42問中15問 結構間違えても大丈夫なんです。
合格するには、満点をとるための学習をする必要はなく40%以上間違えない学習をすればよいということになります。
40%以上間違えない学習法
合格の目安は時間ではなく回数
合格の目安は時間ではなく回数
しかしどんなに頑張って長時間 学習したとしても、その内容が非効率なものであったら、仮に200時間勉強しても合格出来るとは限りません。
その効率の良い学習方法がテキストや問題集をくり返し学習することなんです。
言いかえれば、テキストや問題集を何回くり返せるかで合否が決まると言えます。
合格の目安は 学習時間の長さではなく、テキストや問題集を何回くり返し学習できたかということです。
テキストは何種類かありますけど、オススメのテキストはありますか?
くり返すべきテキスト・問題集は?
食生活アドバイザー®公式テキスト&問題集
その理由は以下の通りです。
食生活アドバイザー®公式テキスト&問題集をくり返すべき理由
- 公式テキスト&問題集だけでは100%の準備はできないが、6割以上の得点は確実に獲得できる。
- 合格の鍵は何回くり返し学習することができるか。他のテキストに手を出して範囲を広げると回転数が減ってしまう。
- 公式以外のモノは「似て非なるもの」大切な部分が抜けていることもある。
公式テキスト&問題集をしっかり学習すれば、60%以上は確実に得点できます。
合格するには40%以上間違えなければ良いので全く問題ありません。
ただし、公式テキスト&問題集の内容を身につけるには何度もくり返し学習する必要があります。
公式テキスト&問題集以外に手を出してしまうと、くり返す回数が極端に減ってしまうのでお勧めできません。
科目別過去問題集
- 過去問が、そのまま出題されることは少ない。
- 丸暗記ではなく出題傾向をつかむために使う。
- 購入は協会から直接(書店では売っていません)協会科目別問題集ページ
注目すべきなのは過去問の答えではなく、その問いの周辺です。
過去問がそのまま出題されることは少ないので、過去問周辺の次に出題されそうなキーワードに注意してテキストを読み込みましょう。
2021年版科目別過去問題集の申込みは2021年3月1日(月)より開始のようです。
テキスト・問題集を何回もくり返す方法
覚えようとするから覚えられない
速く読むから覚えられる
そもそも速く読んでも覚えらえるものなんですか?
多くの人はテキストの内容を覚えるために、じっくりと一つ一つ時間をかけて読み込みます。
記憶が深い溝になるように力を込めて刻んでいるイメージです。
この方法でもモチロン覚えることはできます。
ただし、この方法はとても疲れる上に、せっかく覚えたことが時間の経過と共に忘れられてしまいます。
それに対して速く読む方法は、時間をかけずに読み流します。
記憶は同じところを浅く何度も削っていくイメージです。
速く読むと何度も読むことができるので、覚えたことを忘れる前に再び読んで上書きしていきます。
そして、1回目より2回目、2回目より3回目の方が速く読めるようになるので更にくり返す回数を増やすことができます。
テキスト・問題集を自分仕様にして速く読む
自分仕様のテキスト作成方法
- キレイに使おうとしない
- 徹底的に書き込む
- できるだけ大きな文字で書き込む
- 色使いも工夫して書き込む
徹底的に書き込んで、自分仕様のテキストにしてください。
書き込むことによって速く読むときの、つまずきを減らすことができます。
1~3回目の読み方
- 1回目 わからないことがあっても止まらずに最後まで読み進める。
- 2回目 1回目につまずいた部分の補足を直接テキストに描き込む。
- 3回目 つまずく回数がへるので、速く読めるようになっていく。
しかし、ここで止まってはいけません。最後まで読み進めることで意味がわかる場合もあるからです。
2回目は、1回目につまずいた部分の補足を書き込みながら読んでみましょう。
時間はかかりますが、3回目以降つまずく時間を考えると、ここで時間をかけても最終的には取り戻せます。
またテキストの模擬問題は、2回目に答えを問題の脇に書き込んでしまいましょう。
いちいち巻末の解答ページをめくることは速く読むことの妨げになります。
答えは赤いペンで書き込めば、公式テキストに付いている赤シートで隠すことができます。
範囲を絞って繰り返す
範囲を章ごとに区切る
食生活アドバイザーの学習内容は1~6章で構成されています。章ごとに区切ると6分割できます。
食生活アドバイザー2級の公式テキストを例にとってみると、目次やも疑問問題の解答・解説を抜かしても、308ページもあります。
正直なところ、308ページをひたすら最初から最後まで何回もくり返すことは、とても大変です。
章ごとに区切ると以下のとおりになります。
- 栄養と健康に関する知識 P24〜P73 50ページ
- 食文化と食習慣に関する知識 P76〜P126 51ページ
- 食品学に関する知識 P128〜P168 41ページ
- 衛生管理に関する知識 P170〜P205 35ページ
- 食マーケットに関する知識 P208〜P258 51ページ
- 社会生活に関する知識 P260〜P308 49ページ
最初は50ページを読むことは大変かもしれませんが、回数を重ねるごとに速く読めるようになるので心配ありません。
まとまった時間が取れる場合は、一気に50ページ読み終えることも可能ですが、毎日時間が取れるとは限りません。
そんな時には、生活の中のスキマ時間やコマ切れ時間を有効に使って読み進め、1日1章読み終えるようにしていきましょう。
何回も読むうちに、1日2~3回くり返し読めるようになっていきます。
分厚いテキストが苦手な人は
物理的にも章ごとに小分けする
- 物理的に小分けにすることで、手軽に持ち運べる→スキマ時間・コマ切れ時間の活用
- 視覚的・精神的効果→見た目が薄くなる→これくらいなら1日で読めそうな気になれる
カッターでも分割できます。チャレンジしてみて下さい。
モチベーションが低い時は特に見た目が薄くなるという効果は大きいです。
自作音声教材
スマホで音声教材を自作する
- スマホのボイスレコーダー・ボイスメモアプリを用意する
- 章ごとにテキストを自分で読んで吹き込む
テキストを開けないときのながら勉強が可能になります。
わたしは、ウォーキングの時に聴きながら歩いていました。
読み方を間違って吹き込んでしまっても、間違ったことでその部分が強調されて、逆に記憶に残りました。
声に出して読むこと自体が良い記憶法になりますので、ぜひチャレンジしてください。
記述対策(2級のみ)
記述対策はココが重要!
欄外の*は要チェック!
チェックすべきは欄外の*マークの付いているキーワードです。
記述対策には赤文字と欄外の*マークは覚えるだけでなく、漢字表記のものは漢字で書けるようにします。
何度もくり返し読むことで、自然と覚えることはできます。ただし、漢字で書けるかどうかは別の話です。
また、カタカナ表記のキーワードも注意が必要です。
記述でなければ正確に覚えていなくても解答できますが、記述問題の場合は誤魔化しがききません。正確に覚える必要があります。
自分で問題をつくる
記述問題対策の問題は自分でつくる
足りなければ自分でつくってしまいましょう。過去問を参考にその周辺を取り上げます。
(例題)
Q 無意識のうちにカラダの表面や呼吸によって水分が失われることをなんという?
A不感蒸泄
Q 単糖類を3つあげよ
A ブドウ糖(グルコース) 果糖(フルクトース) ガラクトース
記述問題の内容はけっして難しいものはありません。自作問題をつくる手間さえ惜しまなければ確実に得点は上がります。
自作問題が作り終わったら、テキストや過去問同様に何回もくり返し解きましょう。
独学合格最後の切り札
魔法の講座 合格講座
それでも心配なら受講すれば完璧?
- 3級一般受験者の合格率64.17%→合格講座受講者の合格率85.88%
- 2級一般受験者の合格率25.52%→合格講座受講者の合格率79.04%
特に2級の合格率の上がり具合は、笑ってしまうほどですw
3級合格講座受講料 | 12,000円(税込) |
2級合格講座受講料 | 18,000円(税込) |
確実に合格するために受講するのはアリかもしれません。
ただし合格講座を受けたとしても、基本ができていなくては合格は難しいでしょう。
まずは、しっかりと独学で基礎固めましょう。
ま と め
食生活アドバイザー合格には満点をとる学習方法ではなく40%以上間違えない学習方法
- 合格の目安は学習時間ではなく テキスト・問題集を何回くり返せるか
- 使用すべきテキストは食生活アドバイザー®公式テキスト&問題集
テキスト・問題集を何回もくり返す方法
- 覚えるためには、速く何度も読む
- 速く読むためにテキスト・問題集は書き込んで自分仕様にする
- 何回もくり返すために範囲を絞る
- 分厚いテキストは切り分ける
- ながら勉強を実現するために音声教材を自作する
記述対策
- テキストの赤文字表示は要チェック
- 欄外の*マークは最重要チェック
- 漢字表記は漢字で書けるようにする
- カタカナ表記は覚え違いに注意
- 記述問題対策の問題は自分でつくる
私はこの学習方法で、簿記 照明アドバイザー FP3級 FP2級 食生活アドバイザー2級 コーチングコーチの資格を取得してきました。
学習方法については、人それぞれ自分にあった方法があると思います。
自分にあった方法がみつかった人は、その方法を実践して下さい。
もし学習方法に悩んでいる方がいましたら、この学習方法を試してみてください。
あなたの一助になれば幸いです。
資格取得はあくまでも、通過点です。その知識をどう活かすか全てはそこにかかっています。
歳を重ねた今、学ぶことの楽しさが身にしみてわかります。せっかく学ぶのならば、楽しく学んでいきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。